デリヘルについて

唐突ですが、皆さんはデリヘルに行ったことがありますか。

デリヘルという名称なら恐らく多くの人が聞いたことがあることでしょう。

ですが実際にデリヘルに行ったことのある人はどれくらいいるでしょうか。

恐らく女性なら間違いなく行ったことはないでしょう。

従って一体どういったサービスが行われているかについては、意外と多くの人が知らないことでしょう。

ここではそんな知っているようで知らない、聞きたくても聞けない話を進めていきたいと思います。

ソープランドは歓楽街等に多く見られる風俗営業店の一種です。

その中ではそういったサービスが行なわれているのかと言うと、湯船のある部屋(つまり浴室)で女性従業員(所謂風俗嬢、ソープ嬢)が、男性客に対して性的なサービスを行っています。

日本に数ある風俗店の多くが本番行為を行なっていませんが、ソープランドの場合風俗店の中でも実際に性行為まで行うことが多くなっているため、ソープランドは「風俗の王様」と称され、「ソープ」、「特殊浴場」、或いは「泡の国」等とも呼ばれています。

デリヘルは日本独特の風俗営業店の経営形態ですが、やや形を変えた同様の業態が外国でも見られます。

ちなみに現在の日本にデリヘルはどれくらいあるのでしょうか。

ここでは平成21年度(2009年)版警察白書を引用して紹介することにしましょう。

それによるとデリヘル等の届出店は2008年時点では1249店あるとのことです。

日本の人口を1億2千万人とすると、約十万人に一人の割合でデリヘルが存在していることになります。

デリヘルとトルコ風呂

デリヘルは実は比較的新しい名称で、この名称が使われるようになったのは1980年代になってからです。

ちなみにソープランドはトルコ風呂と呼んでおり、略して「トルコ」と呼んでいる時代もありましたが、性風俗店の名称として大衆化、普及していくととともに、トルコが日本人の間で単に性風俗を連想させる象徴と化していきました。

そういった状況に対して、主に日本に在住・滞在するトルコ共和国出身者の間で、日本の性風俗店に自国の名称が使用されていることへの反発がつのっていきました。

そしてトルコ人留学生が当時の厚生省に「トルコ風呂」の名称変更を訴え出たことが発端となり、この問題は広く知られることとなりました。

そこで「東京都特殊浴場協会」が「トルコ風呂」に代わる名称を公募して、その結果「ソープランド」と改称したのです。

「ソープランド」の名称のルーツはここにあるのです。

そもそもの「トルコ風呂」は決して性的サービスを伴うものではなかったようです。

もともとハマムと呼ばれる中東地域の伝統的な公衆浴場は蒸し風呂(所謂スチーム・サウナ)であって、中では垢すりのサービスが行われていました。

どうもこうした浴室、及びサービスの形態が、中東の大国であるトルコの名前で日本に紹介されたものと言われています。

もっとも、先にも触れたように本来のこうした「トルコ風呂」は性的サービスと結びつくものではありません。

垢磨りサービスにしても本場の中東では男性客には男性、女性客には女性の垢磨り師がつくのが原則です。

決して性的なそれではありません。

では日本では何故「トルコ風呂」、現在のソープランドが性的サービスを伴う風俗営業に転化していったのでしょうか。

日本のソープランドはどのように発展していったのでしょうか。

そうしたソープランドの歴史、発展、概要について引き続き紹介していくことにします。